「今井さん。充家に連れて帰って下さい」


「何で?」


「熱あるんです」


充はしまったという顔をして今井さんから視線を反らした



「お前……あれだけ言っただろ!!健康管理はきちっとしろって」


充ははいはいと簡単に受け流していた


「円香、全然意味わかんないんだけど……」



杏のこと忘れてた……



「とにかく充は家に帰って」

「お前も来い。それとそっちの奴も」


私と杏を指さし充は車に乗り込んだ