「詳しいことは後程」


充はそう言って私を引っ張り走って控え室の中に入った



「あ゛〜疲れた。記者ウザい」


「あんた馬鹿じゃないの!?」



私が急に怒鳴ったからか充は少し驚いた顔をした



「あんなこと言って仕事に影響出たらどうするのよ」



私のせいで充の将来を壊したくない



不安に飲み込まれそうだった私に充は



「俺はそれで仕事が無くなっても構わない」



とあっさり言い放った