充は私に何を信じて欲しいって言ったの? 「ハァ………」 「またため息。いい加減話してくれてもいいんじゃない?」 杏は机に頬杖をつき 空いてる片手でお菓子をつまみ私に突き出した 私だって言いたい 充がムカつくこと パシリにされてること 充にキスされたこと 充が気になること 色々言いたい だけどそれは充がミツだって言わなければならない それは私の勝手で話していいわけない