女は怒りに任せおもいっきり腕を振り上げた



殴られる!!



そう思い目を閉じた







「え………」


女の気の抜ける声が聞こえ閉じた目を開いたら



私に向かってくるハズの腕が充の手によって妨げられていた



「あら……ミツ。どうしたの?」


「あなたこそどうしました?腕をこんなに振り上げて」



充はあくまでも営業スマイルを崩さない



だけど女の腕を掴んでいる右手に力が入るのが分かった