私には来季がいるもん。それに陽奈も、クラスの皆も、きっとわかってくれる。 これは女子同士の戦いで、来季は口出しできない。元々そういうのは苦手そうだし。 でも、私は来季が好きで、その気持ちに嘘はなかった。 だから……頑張れる。 私は、机に散らばった消しカスを集め、ゴミ箱に捨てた。