「うーん、食欲ないか……今日はもう帰る?」

できればその方がありがたい。
私は大きく頷いた。

荷物は陽菜が教室から持ってきてくれて、親がすぐに迎えに来てくれた。

「ごめん、部活休むって、伝えといてくれない?」
「わかった。お大事に」


そう言って陽菜と別れた。

来季については、何も言わなかった。