結局その日から、私と紗理奈ちゃんは毎日一緒に帰ることになった。

毎日、毎日。

おかげで、私と来季は会わなくなって、手を振ることさえ出来なかった。

休み時間も毎回来季のところへ来るから、話せるのは、唯一あの時間だけになってしまった。