「お前さあ、来季と付き合ってんの?」
「はあ!?」

何で知ってるの!?
このことは、部活仲間と陽菜にしか言っていないのに。

それに、高に知られたらいろんな人に言われるに決まってる。
私は慌てて否定した。

「そんなわけないじゃんっ」
「本当かー?おい来季、お前らどーゆう関係なんだよ?」

高の矛先が、今度は来季に向けられた。