教室ではしゃいでいたみんなも、ぞろぞろと部活に向かっていく。

来季も、エナメルバッグを持って部室に向かった。
私もいかないと。
でも、その前に……。

「来季ー」

振り向いた来季に、私は笑顔で言った。

「部活、頑張ってね」