「それは…さすがに…。」


「だって妹は料理が苦手だし…見た目は綺麗なんだけど…味が…。」


「…じゃあ、私が…。」


「あのね…?貴女1人で背負いこむ問題じゃないのよ?
本当は…今までもそうするべきじゃなかった…。」


「…ごめんなさい…。」


「…あとそのすぐに謝る癖を直さなきゃね…?
いい?
自分が悪いような気がするじゃなくて…
自分が悪いと思ったときだけ謝りなさい?」


「う、うん。」


「…貴女をせめてるわけじゃない…。
ただ…心が…壊れちゃうのよ…。
貫き通せる信念とか、守るべきものを守る気持ちがあれば、
心は簡単に折れないわ。
でも、そうじゃなきゃ…
簡単に折れちゃうのよ…。」


「お姉ちゃん…?」


「…ごめんなさい…。変なこと言っちゃって…。
あっ!あと服も私のをしばらく何着か貸すわ。」