「さっきのを訂正するわ…。
少なくとも私は貴女を家族だと思ってる…。
嫌いだったのは貴女が羨ましいのを…認めたくなかった言い訳。
今は…もう分かってるの…。
私は貴女が羨ましかっただけだって…。
だから…自分に嘘をつくのを…
自分に言い訳するのをやめるわ。


だから…貴女も本当の事を言ってほしいの…。


嘘の言葉なんて…必要ないの…。」


「嘘の…言葉…?」


「…泣くななんて言わないわ…。
泣いたら…
友達が…私が涙を拭くから…。

嫌なことは嫌っていっていいの…。」


「嫌なこと…?」


「頼まれても嫌なら嫌って言って?
辛かったら人に頼っていいのよ…?」


「でっでも…お母様に…」