…思い出してないみたい …。


…私は…どうしたら…


本当はね…
シンデレラ、貴女に嫉妬してるのよ…。


だって…貴女は…心が眩しすぎるんだもの…。


私がどんどん墜ちていく中…
貴女は墜ちても…すぐに登っていく…
これってズルいと思うわ…。


今の状況に落ち込んでいいのかすら分からない…。


外の空気を吸ってこよう…。


ベランダに行くと近所に住んでいるご婦人たちの姿が見えた。


「ねぇ…お隣さんの噂聞いた?」