「………。」


私…躊躇ってる…?
思い出してもらいたい…。
でも…言うのが…恐い…。
逃げ出したくて…


…言わなきゃ…。
言わなきゃ…。


息を深く吸った。
…少し…落ち着いた…。もう大丈夫…。


「…そうしてたら…ね…
男の子が…来たのよ…。
大丈夫?って…
男の子は理由も聞かずに慰めてくれたわ…。
そして…
次の日も公園に来てくれて…
私の話を…黙って聞いてくれた…。
そうね…ちょうど今の貴方みたいに…。
男の子は私が泣いたら抱き締めてくれるし…
私も抱き締められると心が落ち着いていくのを感じた…。」


「言っておくけど…男好きじゃないわよ…?」