「この後はお時間ありますか…？」


「えっ？」


「貴女のような方と出会えたのは運命です。
２人で何処かへ行きませんか…？」


「わ、私は…」


「心配しないでください。
ちゃんとお家までお送りしますよ？」


「そうではなくて…」


「もちろん変なことなど考えてませんよ？
ただ…貴女ともう少し一緒に過ごしたい…。」


「…ありがたいのですがお断りします…。」


「なぜですか…？」


「私は…王子様に呼ばれているので…」


「それを言うなら私も王子です。来てくださいませんか？」


「貴女も…？何だか…沢山王子様が居ますね…？」