「癒羅チ〜!」

「あっ♪佳奈チ。」

「何か、今日はボーっとしてるね。どうした??」

何か鋭いかも…

「そ、そう??何でもないけど…」

「そっか。ならいいけど、いつでも相談に乗るからいつでもしてね!」

「うん。ありがと…」

佳奈チは優しい、なのに、嘘ついちゃった。
私、最低!



《キーンコーンカーンコーン》

やっと学校、終わった…。
あんまり、友達できないかも。ヤダな〜…

家のドアノブを開こうとしたけど、鍵がかかってた。
今日はお母さん仕事がないはずなのに。お出掛け??

自分で鍵を開けて入った。

玄関には、男の人の靴。
お母さんの乱れたハイヒールがあった。

お客さんかな??

そう思ってリビングにいってもいない。

何か嫌な予感がする。最近、お母さんは仕事も無いのに、留守。

お母さんの部屋を開けようとドアノブを持った瞬間、お母さんの乱れた声が聞こえた。ドアをそっと開けると違う男の人と抱き合ってる姿。

何これ??誰??