そんなやり取りをしていると、子供達のうちの一人がこちらに気付き、遠慮がちに手を振ってきた。
紫もそれに手を振り返す。
「なんだよ、いるじゃん友達」
「たまにはいるのよ、ああいう物好きが」
「……どこまでひねくれてんだお前は」
「悠君もそうでしょ?」
くすくすと笑う紫。
失礼なヤツだ、俺のどこがひねくれてるっていうんだ。
俺はあくまでどこにでもいるフツーの高校生だよ。
紫もそれに手を振り返す。
「なんだよ、いるじゃん友達」
「たまにはいるのよ、ああいう物好きが」
「……どこまでひねくれてんだお前は」
「悠君もそうでしょ?」
くすくすと笑う紫。
失礼なヤツだ、俺のどこがひねくれてるっていうんだ。
俺はあくまでどこにでもいるフツーの高校生だよ。