「更に」


「まだあるの?」


「実はカメラでもあります」


「は!?」


もういよいよ紫は目が点だ。

ケータイを知らないんじゃ、今のケータイにはカメラが当たり前についていることだって知るはずもない。


「え、だって、えぇ?」


くくく、無邪気無邪気。

愉快なやつめ。