「この子がどうなってもいいのかしら?」


出た、にやりスマイル。

そしてその手には、


「お、おいコラ! ソイツをどうする気だ!」


俺の大事な大事なケータイが握られているではないか。

主に逆パカされそうな勢いで。

あ、あ、駄目、それ以上やったら絶対みしって、みしみしっていくって!


「どうしよっかなぁ……悠君遊んでくれないんじゃコレで遊ぶしかないなぁ」


「いや違うから! それそうやって遊ぶもんじゃないから!
ていうか遊び道具じゃねぇからー!」


俺は必死につっこむ。そりゃつっこむ。

だってそりゃ俺の命の次に以下略だからだ。