「うっわー、都会っ子。軟弱。もやし。ヘタレ」


「そこまで言うかね!?」


がばりと起き上がると、体の節々がびきびきと痛む。

ちょ、シャレになんねーってこれ。


「だから今日はお休み。悠君動けません。
な。いいだろ?」


再び畳と一体化しようと、俺は全身の力を抜いてぱたりと寝そべる。

畳、気持ちいい。

オレ、タタミ、スキ。


「えぇー、ひどいひどい、遊ぼうって約束したじゃん!」


「だって俺このザマだし。ヘタレだし」


言い返すのも面倒なので俺は先ほどの紫の言葉を拝借した。

はいはいヘタレですよ。

もやしで軟弱で日焼けなんかしたら燃え尽きちゃいますよ。