「ちゃんと反省してんのか？　下手したら本当に死んでたんだぞ？」


俺が真面目な調子で問い詰めると、


「反省、してる……」


少女は涙目でうなだれてしまった。

流石に言い過ぎか？

いやしかし、甘やかすとどうせ付け上がるし、コイツの場合本当に信用していいものか。


などという疑問は、鼻水をすする音が聞こえてきた時点で、忘れることにした。