昼飯時で、ファミレスの中は混雑していた。
『ご案内いたしますのでしばらくお待ち下さい』と書かれた立て札の後ろを、高校生くらいの女の店員が忙しく走り回っている。
「大変お待たせいたしました!!お客様、二名様でよろしいですね??お煙草はお吸いになられますか??」
駆け寄ってきた店員の女の子の額には、うっすらと汗が滲んでいる。
「上総は煙草...吸う???」
「うん」
「じゃあ喫煙で」
あたしは敢えて愛想よく言った。
通された席は二名掛けの小さなテーブル席で、身を乗り出したら上総がとても近い所にいるような席。
「どうしよ、江夏は何食べる??」
上総のくるくると丸い大きな目があたしの瞳を捉えた。
「あたしは...和食にしようかな。」
本当はマカロニグラタンくらいがっつり行きたい程おなかは空いていた。
しかしそこで心配するのは上総の目。
「じゃあ俺、海老ドリア」
無邪気な笑顔を見せて、上総は子供のように呼び鈴を連打している。
『ご案内いたしますのでしばらくお待ち下さい』と書かれた立て札の後ろを、高校生くらいの女の店員が忙しく走り回っている。
「大変お待たせいたしました!!お客様、二名様でよろしいですね??お煙草はお吸いになられますか??」
駆け寄ってきた店員の女の子の額には、うっすらと汗が滲んでいる。
「上総は煙草...吸う???」
「うん」
「じゃあ喫煙で」
あたしは敢えて愛想よく言った。
通された席は二名掛けの小さなテーブル席で、身を乗り出したら上総がとても近い所にいるような席。
「どうしよ、江夏は何食べる??」
上総のくるくると丸い大きな目があたしの瞳を捉えた。
「あたしは...和食にしようかな。」
本当はマカロニグラタンくらいがっつり行きたい程おなかは空いていた。
しかしそこで心配するのは上総の目。
「じゃあ俺、海老ドリア」
無邪気な笑顔を見せて、上総は子供のように呼び鈴を連打している。