「同じ理由で、梓を解散させた。」
驚いたが、助手席の方を見ることはしなかった。
「メジャーデビューの話になって、メンバーは変わった…俺たちはあぁしよう、こうしよう...色んな事考えてた。でもある日突然、何もしなくなった。今売れている他のバンドと同じ事してればいいみたいな感じになって...バンドやってる意味がなくなった。だから解散させたんだ。でもどうしても、梓が作っていた音楽を残したくて曲調や特徴だけは残した。一人で作詞も作曲もして、次のバンドが出来るまで待った。それで集まってきてくれたのが今のメンバーって事さ」
梓の解散の真実。
誰だって目の前に据え膳たてられれば、甘えがでてしまうのも無理はない。
だけど上総はそれが嫌だったのだろう。
考え方も、あたし好みのいい男だ...
驚いたが、助手席の方を見ることはしなかった。
「メジャーデビューの話になって、メンバーは変わった…俺たちはあぁしよう、こうしよう...色んな事考えてた。でもある日突然、何もしなくなった。今売れている他のバンドと同じ事してればいいみたいな感じになって...バンドやってる意味がなくなった。だから解散させたんだ。でもどうしても、梓が作っていた音楽を残したくて曲調や特徴だけは残した。一人で作詞も作曲もして、次のバンドが出来るまで待った。それで集まってきてくれたのが今のメンバーって事さ」
梓の解散の真実。
誰だって目の前に据え膳たてられれば、甘えがでてしまうのも無理はない。
だけど上総はそれが嫌だったのだろう。
考え方も、あたし好みのいい男だ...