馬鹿にされて、無理だ!!と決め付けられるくらいなら…


言わないで一人で勝手に上総を思っているほうが幾分楽だろう。


そう思った。


「絶対馬鹿にしないから!!
ねっ、いいでしょ!!
親友に黙ってるって何事!?」


絶対軽く考えている…見え見えだった。


「馬鹿にしたら…どうする??」

「購買で好きなもの買ったげる」


その契約の元、私は春菜に全て話した。


「無理でしょ絶対!!上総は上総でも、あの上総は無理でしょ!?」


ほら、案の定予想していた答え。


「じゃ、購買行こっか」


私は笑って立ち上がった。


「え!?今の馬鹿にしたのに入るの!?」


驚いた顔の春菜を横目に、私たちは購買へ向かった。