「忘れ物…ですか??」
出来るだけ冷静を装って聞き返した。
「バンドの音源なんだけど。知りません??"花魁"って書いた奴」
神様、どうしようもないハプニングをありがとう。
「あ…私、今持ってます。これ…ですよね」
鞄の中から音源を出して、差し出した。
「そう!!これ!!ありがとう。助かったぁ-、メンバ-に怒られてさ、取りに来たの。」
「…わざわざ東京から???」
「いや、今月いっぱいは松阪にいることになってる」
上総はニコリと笑って言った。
松阪ってどこだ??
私の住んでる町だ…
そんなつまらないノリツッコミが頭の中を回っている。
「ごめんなさい、昨日…勝手に家に持って帰って聞いちゃいました。本当にごめんなさい!!!」
深々と頭を下げて謝った。
…本当に謝ってほしいのは、こっちなんだけど。
「そうなんだ、ありがとう。どうだった??この音源」
拍子抜けさせるのも、いい加減にしてほしい。
出来るだけ冷静を装って聞き返した。
「バンドの音源なんだけど。知りません??"花魁"って書いた奴」
神様、どうしようもないハプニングをありがとう。
「あ…私、今持ってます。これ…ですよね」
鞄の中から音源を出して、差し出した。
「そう!!これ!!ありがとう。助かったぁ-、メンバ-に怒られてさ、取りに来たの。」
「…わざわざ東京から???」
「いや、今月いっぱいは松阪にいることになってる」
上総はニコリと笑って言った。
松阪ってどこだ??
私の住んでる町だ…
そんなつまらないノリツッコミが頭の中を回っている。
「ごめんなさい、昨日…勝手に家に持って帰って聞いちゃいました。本当にごめんなさい!!!」
深々と頭を下げて謝った。
…本当に謝ってほしいのは、こっちなんだけど。
「そうなんだ、ありがとう。どうだった??この音源」
拍子抜けさせるのも、いい加減にしてほしい。