「ほら、さっさと仕事しな。昼ご飯抜きになるよ」
話しているのが面倒くさくなり、会話を切り上げてやった。
何だかしょぼくれている榊原を横目に、拭き掃除に入るための雑巾を取りに二階の物置へ私は向かった。
「今の私に恋愛ネタ振るんじゃね-よ」
ブツブツ独り言を言いながら雑巾を探して物置を出た時、何かを蹴った。
…CD-R???
何でこんなところに、と不思議に思いながら手に取ると『花魁』と言う文字が目に入った。
「花魁って…バンド名かな…音源のタイトル…??」
落とし物は主任に届ける規則になっている。
だけど妙に気になって、私は罪悪感と一緒にCD-Rを前掛けのポケットにしまいこんだ。
話しているのが面倒くさくなり、会話を切り上げてやった。
何だかしょぼくれている榊原を横目に、拭き掃除に入るための雑巾を取りに二階の物置へ私は向かった。
「今の私に恋愛ネタ振るんじゃね-よ」
ブツブツ独り言を言いながら雑巾を探して物置を出た時、何かを蹴った。
…CD-R???
何でこんなところに、と不思議に思いながら手に取ると『花魁』と言う文字が目に入った。
「花魁って…バンド名かな…音源のタイトル…??」
落とし物は主任に届ける規則になっている。
だけど妙に気になって、私は罪悪感と一緒にCD-Rを前掛けのポケットにしまいこんだ。