居間へ出て、お母さんと朝ご飯を食べるのは本当に久しぶりだ。
鳶って言う仕事柄、私が起きる時間にお母さんはもう出勤していないから。
物心がついたころには、すでに今の生活だったから慣れっこだし。
寂しいとは思わない。
「っとにあの組の親方さぁ-!!ちょっと雪降ったくらいで休みにするとか無いって!!加工でも何でもやらせろってぇんだよ。でね、そやって言ってやったら今日1日の日当付けてくれるって」
嬉しそうに、そして美味しそうに卵焼きを食べながらお母さんは話す。
それを笑顔であたしも聞いていた。
不思議と気持ちが楽になっている。
「良かったね。でも雪の日に鳶は無理じゃね??」
「あほ!!そんなこと言ってたら仕事にならんわ」
そんな会話は間違いなく私を楽にしてくれる。
初めてのズル休みは、お母さんとの馬鹿な会話に終始した。
鳶って言う仕事柄、私が起きる時間にお母さんはもう出勤していないから。
物心がついたころには、すでに今の生活だったから慣れっこだし。
寂しいとは思わない。
「っとにあの組の親方さぁ-!!ちょっと雪降ったくらいで休みにするとか無いって!!加工でも何でもやらせろってぇんだよ。でね、そやって言ってやったら今日1日の日当付けてくれるって」
嬉しそうに、そして美味しそうに卵焼きを食べながらお母さんは話す。
それを笑顔であたしも聞いていた。
不思議と気持ちが楽になっている。
「良かったね。でも雪の日に鳶は無理じゃね??」
「あほ!!そんなこと言ってたら仕事にならんわ」
そんな会話は間違いなく私を楽にしてくれる。
初めてのズル休みは、お母さんとの馬鹿な会話に終始した。