だるそうに返事を返すこの人物こそが僕、堤真一。
勉強もできる方だし、運動だって出来る。

「あのさ、今日こそは来てくれるか!?」
小学4年のころから、学校が終われば必ず聞いてくるのがこれだ。
何処に行くのかと聞いても、それだけは答えない。
でも、教えてくれたとしても、行かないのは事実だ。