もしかしたらこれは、嬉し涙かな?




「良かったな。美晴の記憶が戻って!」




翔も嬉しそうに微笑む。



「ありがとう翔♪」



私はそう言って、翔君と微笑みあった。











ねぇ…。



私は今だから思うことがあるよ…。


私が翔の記憶だけなくしちゃったのは、神様が私に与えた試練だったのかもしれないね。


でも私は、ちゃんと乗り越えれたよ…。





また、私はあの日を迎える………。




桜の花が満開になるあの季節が……。




私の初恋の季節が……。