そうだった…。



私、気を失ったんだった。





保健室の中は、気まずい空気でいっぱいになった。



いつもなら話せるのに、今日はまともに顔も合わせてないせいかして、私も翔君もなかなか口を開く気配はない。




でも私はそんな中で、あの時の優の言葉を思い出していた。





―1日前―




「あのね、美晴は翔に……。」




優はまた話し出したかと思うと、途中で言葉を止めた。



「えっ?なんなの?」



「やっぱりこのことはちょっと……。」




「大丈夫!もうここまで聞いたら、なんでも聞くから。」



私はきっぱりと優に断言した。



「じゃあ言うよ?美晴、翔に告白したんだけどね…。そのぉ………。」




優は妙に言いにくそうな様子だ。