…ギュッ!!



私は思わず目をつぶった。




……………………………………………………………………あれ?



倒れたのに痛くない…。



……というか、私倒れてない?




…パチッ。




そうろっと、閉じていた目を開けた。




パチッ!!




目を開けた瞬間、なぜか翔君と目があった。



……………………………なぜ?




なんで倒れたはずの私が、翔君と目があうの?




「美晴大丈夫か!?」



そんな疑問だらけの私をよそに、翔は私に話しかけてきた。




「うん…。大丈夫だけど…。」




私は自分がどんな状態なのかが、今わかった。



私…今翔君に倒れそうになったのを、支えてもらったんだ…。