私もブランコをこぐのをやめていた。



「美晴さぁ…翔のことどう思う?」



「どう思うって……優しい人かな?交通事故でも助けてもらったしね!それがどうしたの?」



「美晴は、翔君に恋愛感情はない?」




恋愛感情……?


好きとかの感情のことだよね?




「ない………かな?でも……。」



私は一つ気になっていることがあったけど、思わず言葉を止めた。



「でも……?」




優なら、言っても大丈夫だよね…。




「最近、翔君の笑顔とか見ると胸がすごくドキドキするんだよね…。それに、翔君が海音ちゃんとかと楽しそうに話しているの見ると、すごく胸の奥が痛くなるんだ…。私、おかしいのかな?」




優はしばらく黙っていたけど、ニコッと笑うと話し出した。