「あっ!!もうこんな時間だ。」



ふと携帯の時計を見た優が言う。


気がつくと5時すぎ。



「もう、出ようか。」



私達は荷物を持って部屋を出た。



そういえば…。



「優…、話したいことあるよね?」



帰る途中で、私はポツリと言った。



優は少し悩むと……。



「小学校に寄ってかない?」



「うん!」




私達は小学校に向かった。



学童保育の子供達もいなくて、小学校の運動場にいるのは私達2人だけだった。



とりあえずブランコに座る。



優は軽くこぎ出して、私も軽くこいだ。



ブランコなんて久しぶり♪



私は目的を忘れて、少しブランコに乗って楽しんでしまった。



でも優がこぐのをやめたから、なんとなく話し出すのがわかった。