エスト「驚きましたよ。部屋の鍵は開いてるし貴方は無防備に変装まで解いてるし」

杏「ごめんごめん」


そう言いながら
私は涙をふいて男装姿になる


エスト「杏樹…。僕が言うのは出過ぎた行動だと思いますが一人で抱え込まないで下さい」


エストは心配そうな顔をして言う


杏「!!?…何時から気づいてた?」


エスト「貴方と契約した時です」


杏「そっか…」


エスト「貴方は心から笑っていないでしょう?」


杏「…そこまでバレてたか」


私は苦笑いしてエストを見る


杏「何時か…気持ちが落ち着いたら言うから……それまで待っててくれる?」


エストは真剣な眼差しで私を見つめはい、と言う


杏「ありがとう」


私は笑って言った