部屋に入り
思わずため息がでる
今日は色々ありすぎた
制服を脱ぎ捨て
部屋着に着替える
さすがに、個室とは言えネグリジェのような身体のラインが出るような服は着れない
だから、ここに来るときに買った男物のサイズが大きめの服を着る
着替えて
鏡に写る自分を見る
男装の為の物を外し
元の自分になった自分を見る
杏「なんて醜いんだろう…」
身体をドロドロした物が溢れてる
溢れて
溢れて
押さえきれなくて
杏「闇を照らす光である筈なのに」
やらなきゃいけないことは分かってる
人々を護ること
それが、生まれながらの使命
杏「なのに…」
今だ答えが出ない
何故自分は箇々にいるのか
自分のやるべき事は何なのか
わかっている
全て分かってる
答えは出ている筈なのに答えが見つからない
杏「はぁ…」
溜め息をつき
ベットに横たわる