服を脱ぎ
相手に肌を見せるという行為に多少の羞恥心はあった。

けれど、もう羞恥心などはどうでもいい。

そう思った杏樹は印を見えるようワイシャツの前を開けズイズイとエストへ近づいた。


エスト「ななななな/////」


エストは真っ赤な顔をし、印を玉視している。


杏「ななななな、じゃないよ。ほら、印!!あるでしょう?これで契約してくれよね?」


女とバレたことはこの際どうでもよかった。

契約さえしてくれれば


エスト「け、契約しますから胸元をしまって下さい!!////」


…どうやら、彼は不意打ちに弱いようだ。

そう、思いながら杏樹はボタンを留め上を着た。


杏「じゃ、契約しようか。」


不思議な事に胸元を見せてしまったことで次にする行為への羞恥心はもう、杏樹にはなかった。


エスト「その前に」


すっかり、無愛想な顔に戻ったエストは言う。