エスト「…精密に作られていて微かに光の力も感じられる確かに勇者の持っていたもので間違いないでしょう。」


杏「じゃあ」


エスト「ですが、これが勇者の私物だとしても貴方が勇者である証拠にはなりません。」


杏「で、でも確かに今勇者のものだって!」


エスト「確かに言いました。ですが、それはたまたま貴方が持っていただけかもしれませんし、貴方が勇者と言う証拠にはなりません。」


…もっともな答えだ!!
でも~
うー


エスト「そういうことで。」


エストは私に時計を渡し立ち去ろうとする。


杏「待て!わかった。見せるから、勇者の印。」


エスト「では、見せて下さい。」


杏「はぁ…」


もう仕方ないかぁ
女ってばれるのめんどいんだけどなぁ←(そこかよ!!by作者)


私はワイシャツのボタンを一つ一つ外していく。

すると、無表情だったエストの顔がみるみる赤に染まっていった