言葉にはできなくて、でもサキに触ってないとまた叫んでしまいそうで。



「なんなの…」

「べつに…いいポジションにいたから」

「もしかして甘えてるんスか~?」

「憎たらしいヤツめ…」

「は!?お前がくっついて来たくせに」

「じゃあチューしようよ」

「今日のユズ、よくわからん…」



チュッと触れた唇は勝手にニヤケてしまって。



サキは面白がってそのまま何度もキスしやがった。



「もういいから!!」

「誘ったんじゃねぇのかよ」

「さ、誘っ!?今日はお散歩行って疲れたから寝よ~」

「待てコラ。逃がすか」



く、食われ…た…。



まぁイヤではないですけど…。



今だに恥ずかしい…。



心は満たされるけどね。



このままサキにくっついて離れたくないけど、悠都を真ん中にして寝なきゃ…。



それが少し寂しかったりする。



「サキ、おやすみ」

「ん~…」



満足して寝た…。



ぶぅ~…。



少しくらい余韻に浸れよ…。