体重は普通、身長もそれなりに標準。



見事に産まれたチビ太はお腹が減ってるんだろうか。



出ないのに必死におっぱいタイム。



「2時間このままいてもらうけど寝る?」

「全く眠れないです」

「興奮してるからね。それじゃあゆっくり休んで?」



あっ、チビ太~!!



連れて行かれたチビ太はどこへ行くんだろう…。



胸元を治してからやって来たサキに聞いたら新生児室に行くみたい。



「腹減った?」

「は…?」

「俺、腹減った」

「…………コンビニ行って来なよ」

「ユズのマミーが会いたいって。入れ違いってことで」



サキのバカ。



さっきはあんなに泣いてたくせに!!



サキが出てってから入って来たママ。



「あっ、おばあちゃんだ」

「ちょっ、やめてよ。ユズ、お疲れ様」

「うん」



ねぇママ、ママもあんな思いをしてあたしを産んだの?



死にそうにならなかった?



あたしはこんな経緯があった上で今を生きてるんだよね?