きっと顔は真っ赤だった。



でも心にポワッと暖かいモノがあって…。



サキがもっと好きになってしまうよ…。



「メシできた~?」

「うん、食べられるよ」

「俺的にはこっち食いたい」



そう言ってまたキスをしたサキに頭が爆発寸前。



甘いよサキ!!



頭おかしくなりそうだからもうやめてっ!!



「今のは冗談ね」

「うぅぅぅぅ~…もう耐えられない…」

「なんに?」

「サキがサキじゃない~…。なんかヤバイよあたし…」

「どうヤバイわけで?」

「サキが…」



好き。



チビ太のパパだからじゃなく、ひとりの男として好き。



でもね、あたしってそういうこと言えるタイプじゃないんだよ…。



「超…抱き着きたい…」

「どーぞ」



腕を広げたサキに抱き着くと、ギュッと抱きしめ返してくれた。



あたしの気持ち伝われ~…。



好きだよ、好き。



大好きなんだよ。



「メシ食おうよ」

「あっ、そうだね…」



伝わらないか…。