俺はお前を認めちゃいない!!



「実家に帰って来た時にでもふたりで寄ってけよ。受かれば大学も近くだから実家から通うし」

「うん、コレありがとね」

「じゃあ旦那さん、幸せにしてやってくださいね、ユズのこと」



えっ…。



初恋の相手じゃねぇの?



なに、その信用しきった顔…。



「そのつもりです」

「よかった!!いい人じゃん!!お幸せに~!!」



それだけ言って修二は颯爽と店の中に戻って行った…。



意外だ。



修二、お前イイヤツだな。



「修二イイヤツ…」

「彼女も超カワイイんだよ。今日もラブラブでした」

「彼女…」

「中学1年の時からずっと付き合ってんの。まだチューしかしてないんだって」

「はぁ!?すっげ!!修二、仙人とか超人の類か!?」

「あんたがエロいだけでしょ」



修二、今までお前を疑っててすまなかった…。



まれに見るイイヤツっ!!



「ねぇサキ~」

「なんだい?」

「夜デートしよっか」



は…い?