ある程度片付けが終わってから新しい冷蔵庫をみてニヤニヤする俺達。



「買い物行こうか」

「詰めたいね」

「夜なに食う?」

「なに食べたい?」

「簡単な物でいい。疲れたから早く寝てぇだろ?」



コクッと頷いたゆずと買い物に向かった。



歩いて行ける距離にコンビニもスーパーも銀行もあるから不便はしないだろう。



カツカツと隣を歩くユズを見て思った。



「そのヒール危なくね?」

「こんなのしか持ってないんだもん」

「そっか…」



明日見てきてやろっかな…。



転ばれたりしたら心配だし。



でもユズの趣味がわからん…。



「サンダル買いに行く?」

「行く~!!買ってくれんの?」

「買ってやるっつーか、財布は同じだからな」

「やった!!」



ユズのサンダルを買いに街の方に向かった。



見れば見るほど怖くなって来てユズの手を握るとわずかにビクッとされた。



周りから見りゃカップルに見えんのかな…。