僕は、多分おたくの部類に入るのだろう。
三次元の世界より、二次元の世界の方が落ち着いてたし、誰かを好きになったりなんか、する事なんて無いと思ってた。
そんな僕を、今悩ませているのは…
【翔太の初恋】
最初の印象は、
“よく笑う子だな”
だった。
とても、笑顔が似合う子だと思って、MOONで飲んでる時も、ちらちら見ていたけど、ずっと笑ってた。
当然、僕には番号なんか聞ける勇気もなくて。
二次会も来るものと思ってたのに、途中で帰って行った。
僕はおかしい。
あれほど大好きなゲームが手につかない。
気になって気になって…
思い浮かぶのは、あの笑顔。
会いたい、
会いたい。
会いたい…
気づけば、携帯を片手に、優夜くんのメモりを開いていた。
…よしっ!
気合いを入れて、電話して番号を聞こうと思ったら、知らない番号からの着信。
「もしもし?」
【もしもし?翔太君?優夜君に番号聞いてかけたんだけど…。夢佳だけど、分かる?】
「夢佳…ちゃん?あ、僕…僕…。今度2人で会いませんか?」
【あはは!やっぱり可愛い!いいよ、アタシも会いたい】
今、彼女は、あの綺麗な顔で笑ってるのだろうか。
僕がこの感情に気付くのは、もう少し先の話。
-END-
三次元の世界より、二次元の世界の方が落ち着いてたし、誰かを好きになったりなんか、する事なんて無いと思ってた。
そんな僕を、今悩ませているのは…
【翔太の初恋】
最初の印象は、
“よく笑う子だな”
だった。
とても、笑顔が似合う子だと思って、MOONで飲んでる時も、ちらちら見ていたけど、ずっと笑ってた。
当然、僕には番号なんか聞ける勇気もなくて。
二次会も来るものと思ってたのに、途中で帰って行った。
僕はおかしい。
あれほど大好きなゲームが手につかない。
気になって気になって…
思い浮かぶのは、あの笑顔。
会いたい、
会いたい。
会いたい…
気づけば、携帯を片手に、優夜くんのメモりを開いていた。
…よしっ!
気合いを入れて、電話して番号を聞こうと思ったら、知らない番号からの着信。
「もしもし?」
【もしもし?翔太君?優夜君に番号聞いてかけたんだけど…。夢佳だけど、分かる?】
「夢佳…ちゃん?あ、僕…僕…。今度2人で会いませんか?」
【あはは!やっぱり可愛い!いいよ、アタシも会いたい】
今、彼女は、あの綺麗な顔で笑ってるのだろうか。
僕がこの感情に気付くのは、もう少し先の話。
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