そして、やっと私は口を開く。


「……夕霧さん、貴方はまだ若いわ。私と付き合うより、もっと他の人が……」


相応しい…と、言う前に…夕霧さんは、私の身体を抱き締めてきた…。


「誰が何と言おうと、私は貴方が良いんです。貴方以外にこんな素敵な方は、いらっしゃいません。……さっきも言いましたけれど、安易な気持ちではありませんよ。本気なのですから…。」