…日曜日…


「おかーさーん♪最近、ヤケに楽しそうだよね?…あの人のおかげかな、」


ソファに座って、メールをしている私の隣に座るなり、ニヤニヤと私の顔を覗き込むように見つめてきた。


「あ、あの人…って、夕霧さんのこと?」


「そうだよ、夕霧さんしか居ないじゃん。あたしも彼氏居ることだし、これからお母さんと対等にお話が出来るね♪」


「ちょっと…夏美には、彼氏が居ても…私には、彼氏なんて居ないわよ」


ジロリと睨み付けると、夏美は「なーんだ、つまんないの〜」…と、シラケた様子で、肩をすくめている。