そもそもなぜマナミと付き合うようになったのだろう?
必然なのか?偶然なのか?
正直なところよくわからない。
気がつくと抱き合い、お互いの性器を交え、分泌物を舐め合い、そして心のキズまで舐め合うような、俗に言う恋人と呼ばれる関係になっていた。

その関係自体は、悪くはなかった。
マナミもまんざらではなかったようだった。

「タカシの子供が欲しいなぁ~♪」
「付けなくてだいじょぶだよ…」

耳元でそのようにささやかれることも多かった。

無論、その言葉に甘えることの方が多かったが…。
今まではそういうことはほぼ皆無だった。
マナミだからこそ、という感じだった。

こういった状況だと
子供が出来て、結婚して、といった流れになるのも時間の問題かと思われた。 マナミもそれを望んでいたに違いない。