カオリの艶かしい喘ぎ声が響き渡る…。

思ったよりも大きな声だった…。

自分の部屋だったが、周りの住民に聞こえているかいないかはどうでもよかった。

一時期隣の住民宅からその手の声が頻繁に聞こえてくることが多かったので、お互い様だ。

声を出している本人はそんなことまでは頭が回らないだろうから…。

「今の声、絶対隣に聞こえたぜ(笑)」

「やん!」

カオリは間もなく絶頂を迎えようとしていた。
既に全身のありとあらゆる場所が濡れていた…。

おそらく羞恥心と快感が入り混じった何とも表現のしようがない状態だろう。




唇を吸われる妙な感じがあり、目が覚めた。

犯人はマナミだった。

「あたし、まだ逝ってないんだからね~。先に寝るなんてずるい~」

どうやらマナミに犯されることになりそうだ…。

もはや義務と化していた…。

愛も快感も快楽も感じなくなっていた。
少なくとも愛は最初からなかったが…。



夢は潜在意識の現れと言われるが…。

まあ、考えてもしょうがない…。