なんて必死になってる高一の秋。

…高校初のクリスマス独り身とか…!


「…馬鹿刹那、か…。」

ちょっと、悲しかったりする。

オレはこいつが大好きだったから。


「…っー…」

冷たい秋風がオレの裸眼を刺激する。

冷たい秋空がオレの涙をあざ笑う。

「馬鹿刹那とか、言われたくねー!」

だからオレも馬鹿永久って叫びたかった。

けど、そんなこと出来なかった。


…だって永久が好きだったから。

オレは馬鹿って認めるけど、永久は馬鹿じゃないから。

馬鹿なんて、いえないもん。


だって、永久が好きだから。笑