あたしは何のために、翔君のそばにいると決めたの?


―――答えなんて、もう必要ない


あたしは、このまま翔君を好きでいていいの?


―――答えは、もう目の前にある


―――好きでいちゃいけない



それが1つの答え。

1つしかない答え。


好きでいても、苦しいだけ。

悲しいだけ。

もっともっと悲しくなって、結局残るのは後悔だけ。

なのに・・・・・


「・・・っ」

なのに、頭では分かってるハズなのに・・・

「・・・・うっ・・・」

涙がこぼれる・・・・



心が分かってくれないんだ・・・・


翔君・・・・翔君・・・・


翔君・・・・・




好きだよ――――・・・




夕日が、悲しいぐらいに綺麗な空・・・・

赤く、赤く


いつまでも、綺麗におちていく―――