「SHR、遅れるなよ?」

そう言いながら背を向け、職員室に向かって行ってしまった。



「…」





その後ろ姿を見つめ、撫でられた頭に自分の手を重ねてみた。







「…」







かすかに残っている、感触と体温。













人の体温って、こんなに温かいんだー…