涼太はあたしを知ってるみたいだけどあたしは知らない


記憶を辿ってみたけど

やっぱり知らない。


だけどあたしのことを
知ってるってことは
1度でも会ったことが
あるってことだよね…?


あたしは頭をフル回転させた



「だめだ…分かんないや」


考えてる間に家に着いた。


家に入りベッドに座る


「……初めて…だな」


あんなこと言われたの。


いきなりすぎて
何て答えたらいいのか
分からなかった。


¨どうして悲しい目をしてるの?¨


涼太のその言葉が

あたしの頭をグルグル回っていた